数年前、春のお彼岸の頃
一緒に暮らしていた祖母が心筋梗塞でころっと逝きました。
前日まで普通に生活していたので、突然すぎる出来事でした。

葬儀までの数日、祖母は自宅にいました。
祖母に会いに近所のお年寄りが次々と訪ねてきました。
そして、誰もが口をそろえて言っていました。

“この人は私ら年寄りの理想だよ!
 ころっと逝きたいって、みんな思っとる。”

祖母は町医者へ定期的に通っていました。
医師からは、年相応に心臓が肥大していると言われていました。

90歳をこえた頃、転んで大腿骨を折ったこともありました。
もう、歩けませんと医者には言われたけれど、
そんなことはお構いなしに祖母は杖を使って散歩出来るほどに回復しました。
何で歩けたのか?
祖母は歩けないって思っていなかったのです。
年齢からの医学的な判断と本人の本能的な行動に差がありました。

80代になってからも、美容師の仕事を続けて、
月に一度は東京へ勉強会参加していた人でした。

強く生きた祖母がいたから、今、私は私でいられるのかもしれません。

そして、お年寄りに寄り添うお仕事をすることで、
私自身が時間をかけて癒しの時間を過ごしています。
やりたいこと、やらなくちゃならないこと、
たくさんあって、心と身体が空回り気味でした。
日々の体調管理が大切なこと、体力が必要なこと、
身体と心が元気でいることの必要性を強く、強く感じています。
これ飲んでがんばりなさいと、ローヤルゼリーや葛湯やらをもらっていた
祖母の声が聞こえるようです。
そうやって、祖母も体調管理していたんだなぁ。