環境

職場の高齢者施設で、昨年末からグングン元気になったおばあさんがいます。

施設に来たばかりの頃、椅子に座っているときはいつも身体が真横に傾いてしまって、
横へもうひとつ椅子を置いてクッションを置いて、椅子の背もたれで身体を支えて座っていました。
お顔は無表情で、食事は少し強引に職員がお口へ運ばないと食べれませんでした。

それが、昨年末頃、食事のスプーンを自分から持って、お口へ運ぶようになりました。
おはようと、挨拶をすると、おはようと、挨拶をしてもらえるし、
その時の笑顔がとっても可愛いのです。
まん丸な目が細くなって、目尻に綺麗なしわが出て、
ニコニコ、あはは~って声を出して笑っていることもありました。
食事を食べれるようになって、すたすたと歩けるようにもなりました。

何でかな~元気になった秘訣は何だろう?
そこがわかったら、他のお年寄りが元気になることにも繋がるかもしれないと思っています。

ひとつ、気がついたことは、
このおばあさんの過ごしているテーブルの環境です。
席がお隣のおばあさんの所へいつも娘さんが来ていて、
いろんなお話しをしたり、歌を歌ったり、
ご飯を食べながら、おいしいねぇ、ありがたいねぇと話しをされてます。
おふたりとも笑い上戸で、あははとよく笑っています。

そんな環境で毎日暮らしていくうちに、おばあさんは笑顔を取り戻して、
食事を食べることも思い出したのかもしれない。

このテーブルがパワースポットになっているのかもしれない^^

いまは、いつもいらっしゃるお隣の娘さんも嬉しそうに、
元気になったおばあさんへ声をかけています。
娘さんは言います、不思議ですね、こんなに元気になれるんですね。

何かが、ピタッとその人にハマったとき、こんなに元気になることが出来る。
それは、このおばあさんひとりに起きていることじゃないのです。

どなたにも命のおわりを迎えるときはくるから、
その時はそのことをしっかりと受け入れなくちゃなりません。
その前のひととき、もしかしたら元気になるのかもという希望をいつも持ち続けて、
日々お年寄りと接しています。

環境は、大切ですね!!