少しずつ春らしさを感じるようになって、
職場の高齢者施設のお年寄り、急に、お話しをはじめました。

冬の間の昼間、いつも眠たくて、眠たくて、下を向いていたおばあさん、
声を聞くことがほとんどなくなってきていました。
3月になった頃、隣に座ったスタッフへ、
「昨日ね、昨日ねー」と、体を乗り出して、一生懸命声をかけていました。
久しぶりにおばあさんの声が聞けて、とっても嬉しくなりました。

もうひとりのおばあさんは、隣で寝ているおばあさんが、気になった様で、
ツンツン、ツンツン、指で突っついて様子をみているようでした。
しばらくして、寝ているおばあさんの娘さんが面会に来ました。
「あら、今日、素敵なの着ているね」
お隣の娘さんが着てきた、春らしい鮮やかなブルーのシャツを見て
声をかけていました。
このおばあさんは、昨年末までは、椅子に座っているのがやっとでした。
お話しすることも声を聞くこともほとんどなかったのです。

看護師さんに、このことを話したら、お薬の影響かなと教えてもらいました。
昨年、体調を崩して入院されたとき、治療の関係で、
それまで飲んでいた精神薬を飲まなくなったそうで、
そして、退院されてからすこぶる元気になったのです。

お薬飲んでいたときは、目がうつろで無表情でした。
精神薬を飲まなくなって、
今はとっても笑顔がかわいいおばあさんになりました。
今まで我慢していたかのように、本当によく笑って、お話しをしています。

他にも、きっと、こういう方はいらっしゃるのです。

痒みを抑えるステロイド
感情、行動を抑える精神薬
効かなくなると量が増える
副作用が怖くてやめられない

薬の問題、根本的な所は似ているように感じます。

精神薬、どうにかならないのでしょうか。。。