思い出

先日、107歳で命のおわりを迎えたおばあさんお孫さんが施設を訪ねられて、
お孫さんとスタッフでおばあさんの思い出話をしました。

本当に、楽しかった思い出しかなくて、
おばあさんの声が聞こえないことが、とてもさびしくなりました。

スタッフのお話の中、2011年の震災のあった夜、大きな余震が起きたときに、
そこのフロアでただひとり、おばあさんがお部屋からトコトコ歩いて
出てきたお話が印象に残りました。
100歳を過ぎていたおばあさん、その時はしっかり歩いていたそうで、
「地震やねん!」
とおっしゃる姿が、はっきりと想像出来ました。

さいごにお話しされた、お孫さんの言葉も印象に残りました。

「さいごまでいっしょに暮らしたい思いがあったので、
施設への入所は、すごく悩みました。
でも、家族とおばあさんが喧嘩になってしまうことが多くなって、
お互い辛くて、おばあさんの話しを聞いてあげられなくて…
施設のみなさんがおばあさんの話しをたくさん聞いてくれて、
とてもしあわせな、さいごだったと思っています。」
と、すこし涙を浮かべていました。

お孫さんは、施設へおばあさんを入所させたこと、後悔があったのかもしれません。

いろいろな理由で、お年寄りは施設に入所されます。
家族、お年寄り、スタッフまでも、
おわりに、あぁ、しあわせだったと思える、そんな場をつくっていく
大切なことを気付かせてもらいました。