職場の高齢者施設には、
いろいろな病や障がいのあるお年寄りが生活をしています。

少し前は歩いたり、ご飯をご自分で食べていたお年寄りが、
病の進行と共に、お顔の表情から足先まであれよあれよと
硬くなって動けなくなってしまうことがあります。

意識はあるのに、言葉が出なくて思いを伝えられない、
身振り手振りで表現することも出来なくなっていく日々は、
本当に不安な日々と思います。

今、まさにそういう日々を過ごされているお年寄りは、
全身が緊張されて、悲しげな不安な目をされているように見えます。

お元気だった頃は、けっこう毒舌家で、手や体に触れることは嫌がられたおばあさん
今は不安そうで悲しげな目が合うと、思わず動かなくなった手を両手で触ったり、
首の後ろを温かい手のひらで触れてしまいます。
おばあさんに触れていると、ふっと身体の緊張が抜ける感覚を
感じるときがあるのです。

大人になってからは手を繋いだり、身体に触れたりする機会は少なくなるけれど、
手を繋いだり、身体に触れること、人のぬくもりや温かさを感じると、
ほっと安心しますね。

栄養士のお仕事をして、こちらの職場で働いているけれど、
お年寄りがほっと安心出来る人間でいたいなぁと思っています。