お年寄りの家族から「好きなようにさせてください」と、よく言われます。

長寿のかたは、自立心が強く、身体に不自由があっても、なにか病があっても、
何でも自分でするのが身についています。

少しお手伝いしようとすると、その手をええよーと、払うことがあります、
ニコッとしながらも、自分でやらせてと言う声が聞こえます。

職場の高齢者施設自分は働く場ですが、お年寄りにとっては、生活の場なのですよね。

例えば食事のこと、お年寄りが少しずつスプーンにおかずをのせて、
時々こぼしながら、ゆっくりゆっくり食べている、
食べさせてあげた方が楽かな、お手伝いしましょうか?声をかけると、
ええよーと返事があります。

そんな時、お年寄りのすることを見守って、待つ時間を自分自身が認めようと思いました。
 

わたしが幼い頃、自宅で美容師をしていた祖母と、時々いっしょに保育園に行きました。
祖母は早く仕事に戻りたかったようで、
ちょこちょこ歩く私を背中にしょって、走るときがありました。
それが恥ずかしくてたまらなかったのですが、
威勢のいい元気な祖母とのいい思い出になっています。

大人になってからも、待たせたり、待ってもらうことはあります。
どちらかというと、待ってもらうことは多いです。
だからなのか、待つことは苦になりません。

待つことも、待たせることもしっかり認めて、
お年寄りも、自分自身も、好きに生きていこうよと思いました。