故郷

職場の高齢者施設で毎月開催している喫茶店の日があります。
この頃、身体が弱くなってきたと言って、
少し弱気になっているおじいさんを誘ってお茶をしていたら、

「あんたどこの生まれだ?」
と、おじいさんが尋ねてきました。
「静岡です」と答えると

「やっぱりそうかぁ、俺の女房と同じだな」

ちょうどその後、奥様が面会に来ました。

「静岡のお生まれなんですね?!わたしもそうなんです!」と伝えると、

「あら、懐かしい!」と、奥様と故郷のお話しに花が咲いちゃって、
懐かしい静岡の言葉が嬉しかったです。

海の近くに住んでいたこと
お魚が美味しかったこと
やっぱりしらすは新鮮じゃなくちゃねとか。

ぺちゃくちゃとお話しをする私たちを、おじいさんは目を細めて
少し微笑みながら見ていてくれました。
おじいさんの身体は細く小さいけれど、手が大きくて節々が太く
がっしりした手のひらです。
どんなお仕事をしていたのかな?と尋ねてみたら、庭師をしていたと。
そうかぁ、職人さんだったんだ。

手が思うように動かなくなって、足が歩きにくくなって、
だんだん年をとって落ち込むことが増えたという。

面会に来ていた奥様が帰り際、
「ひとりで家にいるといろいろ考え込んじゃって、落ち込むの。
今日は懐かしい静岡の話が出来て良かったわ」
と言って帰って行きました。

 

今年はさいごのブログになりました。
お正月は、故郷へ帰ってにぎやかに過ごしてきます。
大病をして気がついた家族の優しさと強さがあります。
ひとり暮らしをしてから、
家族のいる温かな家、にぎやかな暮らしに憧れを持ちました。

お正月、憧れが現実になります。
婚約者と一緒に帰省します。
両親も大歓迎です。

今日までいろいろありました。
誰もがいろいろあるんです。
いろいろあって、生きているのです。

生きていると、こういう幸せな日々もあるのだなぁと嬉しくなります。
生きてて良かったー(^o^)

2017年もよろしくお願いいたします!

 

コメント

  1. fueki より:

    朋ちゃん、一年間ブログをありがとうございましたm(_)m
    朋ちゃんの言葉に癒され、励まされ、感動しながら楽しみに読ませていただいています。
    辛い想いを経験した人の言葉は重みがあります。
    れのあのお客様はほとんどの方がアトピーさんですが
    たくさんのアトピーさんが朋ちゃんに勇気をもらっているはずです。
    ありがとうございます♡
    そして、婚約おめでとうございます!
    心からの祝福を致します。
    来年もなにとぞよろしくお願いいたします!

  2. 恋々パパ より:

    ともちゃん、ご婚約おめでとうございます。
    ドリプラ仲間の幸せがとてもうれしいです🎵
    来年もわくわくな一年となりそうですね。

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