精神薬をたくさん飲んでいるお年寄りと、時々会います。

まだ、施設で生活をする前、家族とお家で暮らしていたとき、
怒りっぽいとか、感情や行動を抑えられなくて、それが暴力になってしまって、
困った家族が精神科の先生に相談。
お互いに穏やかな暮らしをするために仕方なく精神薬を飲みはじめた。

でも、施設で生活をする頃になると、
強い薬を飲まなくてはいけないほどの元気はなくなっていた。

しかし、急に薬を止めると副作用があるから、そのままお薬を飲み続けた。
薬に負けて、どんどん弱くなって、体が思うように動かない、
座ることも出来なくて、言葉が出ない、
ご飯を飲み込めないから食べられなくなった。

こんなに弱ってしまったのだから、精神薬を止めましょうとなった。
そこまでならないと…薬を止められなかった。
体から薬が抜けていく間、それまで薬で抑えていた感情があふれ出したり、
意識がもうろうとしていたり、とても辛そう。

ベットの横でかわるがわる声をかけて、お名前を呼んでいると、時には、
がんばります!!とおっしゃって、拳を空へ精いっぱいの力で突きあげてくれた。
とても体の小さなお年寄りから、その方の生きる希望を感じた。
そして、少しずつ、会話が出来るようになった。
ある日、今日は気分が良いわよと、おっしゃった。
次の日は、体を起こすことが出来た。
また次の日、食事を自分で食べられた。

寝たきりになっていたお年寄りが、眠りから目覚めて、元気になることを時々経験する。
本当に元気になって、すっきりした表情としっかりした眼差しになって座っている。
辛い日々だったけれど、薬をやめてよかった。

お年寄りの回復していく様子をみていると、何ごとも年のせいには出来ないと励まされます。

解熱、せき止め、鼻炎、痛み、痒み、抑える薬はいろいろある。

仕事のため、生活のため、家族のため、自分のため、薬を飲む理由もある。

でも、薬が抜けて元気になったお年寄りをみていると、
薬の怖さと、人の生きる力の強さを感じます。

それは、アトピーにも繋がること。
ステロイドから、脱却した仲間がれのあにいますから、
たくさん相談して、力強く生きていこう。