病んで磨かれた、自覚する心

ガンを患う前、頭、顔、首、腕、背中…全身にアトピーがあった。

アトピーは、医者に行って薬を飲んだり、塗ったりしていた。
痒みや赤みが治まればよかった。

なんで、治すことを考えなかったのかな。

きれいになりたい、きれいになるためには
どうしたら良いのだろうと考えることより、

明日のお出掛けの時、顔の赤みをどうやって隠そうか。
ものすごく、頭が痒くなってしまったらどうしよう。
トイレに駆け込んで思いっきり掻いたとき、ふけが落ちて目立って嫌だから、
黒っぽい服を着ていくのはやめなくちゃ。

アトピーのまま生活することしか考えていない、
治すことを考えていなかった過去の自分を残念に思う。

 

その当時の働き方も、そんな感じだった。

目の前のことをやるだけ。
少し、作業が遅かった先輩に対して、イライラしたり、
この人の分もやらなくちゃいけないのかと損に感じた、良い根性ではなかった。

ガンを患ったときは、自分だけこんなに大変だ、不幸だとふさぎ込んだ。

ガン治療がはじまると、治療は自分の命の問題なのだと気が付いた。

ガンを経験しても生きているひとの存在を知って、自分も生きたいから、
生きる方法を知りたくて、会いに行った。

自分がなんでガンになったのか、
どうやったら生きられるのか、どう生きたいのか、
経験者達は真剣に考えて行動して生きていた。
自分の甘さを自覚した。

 

そして、アトピーも私の中に原因があることを自覚した。
そこから、元気になった今に繋がっている。

そして、ここまでの全てが、過去になったから、わかるようになった。
当時は、いろいろな自覚をした実感はなかった。

いろいろあったけれど、良かったねと、今思うことが出来る。

アトピーもガンも、
経験者の言葉、行動、今の笑顔が、
病みを這い上がるきっかけになったし、今も励まされている。