31年間アトピーだけを追求。改善に必要な5つのこと

アトピーの根本的な原因は何でしょうか?

私は自分自身がアトピーであり、自分で改善しました。
そして、息子のアトピーも改善しました。
その経験をきっかけにアトピーの方々の改善をお手伝いしていたら、31年間経っていたという状態です。

31年間もアトピーの方々と接してきて言えることは、未だに「アトピーの原因は分からない」ということです。
原因は分かりません。
しかし、それはアトピーが改善しないという答えではありません。

ここでは私が31年間の経験から、いま最もアトピー改善に必要だと思う5つの方法をご紹介します。

私はアトピーに苦しんだ方々の涙をたくさん見てきました。
結婚を諦めてしまった人、仕事を続けられなかった人、うつ病になってしまった人など、アトピーであるために辛い思いをされてきました。
どうか諦めずにアトピーを改善して欲しいと思っています。

そう思い、今まで数えきれないほどの改善法を試してきました。

思うように成果が出なかった方法もたくさんありますが、ここで紹介する5つは、どれも体の仕組みから変えていく方法です。

以前にアトピー改善の本もいくつか書かせて頂きましたが、ここでお伝えすることは最新の内容です。
やや長文になりますが、本気でアトピーを改善したいとお考えの方は是非ご覧ください。。
 

1.アトピーの炎症を抑えることがスタート
2.食事の摂り方 アトピーさんの3つのタイプ
3・アトピー改善を後押し!サプリメント4つ
4・体温を上げる温熱療法
5.細胞から元気にするファスティング
 

改善のヒント

記:アトピーくらぶ れのあ代表・笛木紀子(ふえきのりこ)

<出版物>
●アトピーっ子の安心ごはん
●自分の力でアトピーが消えた!
●アトピーを脱いで本当の自分に出逢う

▼モスバーガー「やさしい豆乳スイーツ」発起
▼セブ島「Rumahホテル」美と健康コンセプト-監修
 

– 目次 –
1.  アトピーの原因とは
2.  アトピーの炎症を抑えることがスタート
 (ア)  皮膚の炎症(スキンケアと水素風呂)
 (イ)  腸内環境を整えよう!
 (ウ)  口呼吸が免疫のバランスを崩す
3.  食事の摂り方 アトピーさんの3つのタイプ
 (ア)  栄養不足タイプ(貧血になりやすい)
 (イ)  デトックスタイプ
 (ウ)  糖質過剰タイプ
4.  アトピー改善を後押し!サプリメント4つ
 (ア)  細胞から元気になる「糖鎖」
 (イ)  腸内環境の改善
 (ウ)  水素で抗酸化
 (エ)  ステロイド性骨粗鬆症
5.  アトピーの人は体温を上げて免疫力を強化しよう!体温を上げる3つの方法
 (ア)  夜は38~40℃のお風呂に15分程度入る
 (イ)  筋肉を付ける
 (ウ)  温熱療法を利用する
6.  細胞から元気にするファスティング

 
 

1.アトピーの原因とは

アトピーの根本的な原因は何でしょう。

原因が分かれば、アトピーは治ると期待されますが、原因は未だに明らかになっていません。
原因は特定できていませんが、アトピーとはどの様なものかと考えた時、昔は無かった疾患であり、現代病であるという事は分ります。
そうなると、現代の生活環境に問題があると察しがつきます。

要因としては、食事、心理ストレス、化学物質(医薬品)、有害金属、環境ホルモン、放射能など様々な事が考えられます。

ただ、この様に書かれてしまうと結局よく分からないし、何をどうしたらよいのかという具体的にあなたが出来ることが見えてきません。
なので、アトピーを違う角度からみてみます。

まず、アトピーとはどこに症状が出るものでしょうか。
皮膚ですね。

皮膚科学の本を見ると皮膚の働きにはこう書かれています
「体温調節作用」
「保護作用」
「感覚作用」
そして「排泄(分泌)作用」です。

ここでは排泄作用を考えてみます
日常的に私たちが理解している排泄は、汗・皮脂・ニキビ・フケなどです。
アトピーも身体の中に溜め込んだ老廃物が、体内を守るために皮膚から排泄された状態といえます。

皮膚だけではなく身体全体として排泄を考えると、
排泄とは、尿・便・生理(男性は体毛)。
これを私は3大排泄と呼んでいます。
そしてこれらのバランスが崩れた時、4番目の排泄器官として「皮膚」が動き出し、アトピーが皮膚に現れます。
ですから、常に3大排泄を整えている必要があります。

また東洋医学に経絡という思想があります。
経絡から見ると「肺・大腸・気管・鼻・喉・皮膚」は一つのグループで、これらはやはり排泄する器官です。
肺や気管は空気を吐き出し、大腸は便を排泄します。

またよく耳にすることですが、「うちの子は、冬は喘息が出て、夏はアトピーなの」
これは季節で排泄のパターンが変わっただけの分かりやすい例です。
アトピーという排泄を、正しい排泄である、尿、便、生理(男性は体毛)、汗に変えていきましょう。

また、アトピーとは免疫のバランスが崩れた状態とも言えます。
免疫細胞には種類があるのですが、そのアンバランスが起きているということです。
ある免疫細胞が多い時はアトピーや喘息を発症し、ある細胞が多い時はリウマチを発症するといった様に、免疫細胞のアンバランスがみられます。(Th1とTh2のアンバランス)
アトピーもリウマチも、免疫のバランスが崩れている状態です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3189506/

免疫細胞のアンバランスが生じるようになった背景には、現代の過剰な清潔意識(無菌が何でもよいとする風潮)やストレス、生活環境にあると思われます。

この様に「排泄の乱れ」と「免疫のアンバランス」という観点からアトピーを捉えていく事で「あなたに出来ること」が見えてきます。それが紹介する5つの方法です。
 
 

2.アトピーの炎症を抑えることがスタート

改善のヒント

アトピーの人は、一体どこで炎症が起きているのでしょうか?
皮膚に炎症が起きているのは当然ですが、皮膚の炎症を抑えるだけでは根本的な改善にはなりません。
皮膚の炎症を抑えるのが薬(ステロイド軟膏など)ですが、薬は塗っている時はアトピーが目立たなくなりますが、塗らなくなればまたアトピーが出てきます。
その為に薬は対処療法と言われ、根本的な改善が見込めないほか、副作用も付いてきますので注意が必要です。

皮膚の炎症を強制的に抑えるものは、今のところ薬以外にありませんが、炎症を増進させない工夫はできます。

まずは、皮膚の状態を清潔に保つために行う「スキンケア」です。
アトピーの方は、皮膚を搔いて傷があったり、グチュグチュして浸出液が出ていたり、極端に乾燥していたりと皮膚のバリアー機能はとても低い状態です。特に脱ステロイドを行うと、一気に皮膚が悪化してボロボロになります。
この状態を放置するのは、とても危険です。
雑菌から体を守れない状態ですので、感染症の恐れも出てきます。

その為、皮膚を清潔に保ち、保湿するために入浴やスキンケアをしっかり行いましょう。
(アトピーの具体的なスキンケア方法は、アトピーさんのスキンケアをご覧ください。実践的に学びたい方はセミナーをお勧めします。)
 
 

2-(ア).皮膚の炎症(スキンケアと水素風呂)

入浴の際に皮膚の炎症に対処するものとして注目度が高いのが「水素風呂」の活用です。

水素は新しい社会のエネルギーになっていくと期待され、東京都では水素社会の実現を目指し「東京スイソミル」という施設まで作って水素を打ち出しています。
医療の世界でも水素はすでに使用されており、2016年12月に先進医療Bとして許可されました。

この水素が医療用でも使われる理由が「抗酸化力」です。
抗酸化とは、体・臓器・組織・細胞が酸化によって弱くなるのを防ぐ働きです。
抗酸化物質は、水素だけでなく、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなど様々なものがありますが、水素がここまで注目されている理由がその質量にあります。水素は、元素記号1であり宇宙で一番軽い元素です。
水素は体のどこからでも体内に入ってきて、全身に行きわたります。

水素風呂なんて初めて聞いた方もいらっしゃると思いますが、全身の皮膚から吸収できるため、特に皮膚に炎症が起きているアトピーの方に喜ばれています。水素風呂でもっともお客様の体験談が多いのがアトピーの方々のようです。
水素風呂の詳細はこちらをご覧ください。 ※スマホから見ている方はこちらから。)

皮膚の炎症を増進させない工夫として、スキンケアと入浴(水素風呂)をお伝えしました。

同時に体の中の炎症を抑えていくことも大切です。
体内で起きている炎症に注目した場合、まず考えたいことは、炎症が起きやすい「腸」と「上咽頭」です。
腸は免疫の70%を占めると言われており、上咽頭は免疫の関所のような場所です。
 
 

2-(イ).腸内環境を整えよう!

アトピー改善には腸が大事であるというのは、多くの方がご存知だと思います。
腸を元気にするために、乳酸菌を補いましょう!というのはよいのですが、ヨーグルトを使って乳酸菌を摂ろうとするのはちょっと待ってください。

ヨーグルトは、健康に良いというイメージが強いですが、乳製品に含まれるたんぱく質が腸の負担になるケースもあります。それはカゼインというたんぱく質ですが、このカゼインは腸の透過性を亢進させる(腸の炎症を進める)可能性が高いと報告されています。それは小麦粉に含まれるグルテンも同様です。免疫系の異常を誘発する恐れが高いカゼインやグルテンは、アトピーの方は特に注意された方がよい食事です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3747333/

カゼインフリー、グルテンフリーを基本として、さらに腸の炎症を抑えるために、腸内細菌のバランスを整える必要があります。
そのためには、発酵食品や乳酸菌(ヨーグルトは×)、食物繊維などを補うようにしましょう。
発酵食品を補いながら、さらに良質な乳酸菌のサプリメントを加えることをお薦めします。
また、お魚の油であるEPAなどのオメガ3系の脂質も腸の炎症対策に使われます。(亜麻仁油・えごま油・シソ油・魚油)

腸を乳酸菌で元気にするのは大事ですが、腸の炎症を悪化させない事も大事です。
それは、特定の食事を避けるということです。

小麦粉(パン・パスタ・ラーメン・うどん・ピザなど)
乳製品(チーズ・ヨーグルト・アイスクリーム)
お菓子(スナック・チョコレート・おせんべい)
添加物(コンビニ弁当・スーパーの惣菜)

またご自分のアレルギー物質をご存知の方は、その食材も控えましょう。

腸の健康のバロメーターである「便」について考えてみましょう。
便は、私が食べた物の「お便り」と言われる成績表です。
食べたものが自分に合っている、そして腸内環境が良好ならば、その結果は便に出ます。

理想的な便のチェック表です。

1.1日2回出る
2.濃い黄色
3.臭くない
4.大きなバナナ1本分出る
5.トイレットペーパーがいらないほどストンと出る

いかがでしょうか?
ご自分の便の状態を観察してみてください。

アトピー改善を目指すうえで、便秘や下痢は好ましくありません。
その様な方は当然、腸内環境の改善からスタートです。
腸の状態が良くないのに、高価なサプリメントや「体にいい食事」を摂っていても十分に消化吸収できていないため無駄になっている可能性があります。どんなにイイと言われているものでも、消化できなければ体の負担になってしまいます。

まずは1日2回便が出るように取組んでいきましょう。
 
 

2-(ウ).口呼吸が免疫のバランスを崩す【上咽頭炎】

呼吸をする時に、口からするか、鼻からするかという事が、アトピーと関係しているという事です。
これは喉の奥に炎症が起きる、上咽頭炎という問題です。

上咽頭に炎症があると、どの様な問題が生じるのでしょうか。
現在挙げられている問題としては、アトピー、片頭痛、耳鳴り、眼痛、鼻炎、後鼻漏、慢性咳嗽、肩こり、関節リウマチ、IgA腎症などがあります。

いままで原因不明であった不定愁訴には、上咽頭炎が隠れていたかもしれません。
上咽頭は免疫器官そのもので、ここに炎症が起きるということは、免疫にアンバランスが生じる可能性が高いということになります。

改善のヒント

では、なぜ上咽頭に炎症が起きてしまうのでしょうか?
その主な理由は、口呼吸(くちこきゅう)です。
鼻から呼吸するのではなく、口から呼吸することによって、口の中や喉の粘膜が乾燥します。

粘膜というのは、湿っている状態がもっとも生体バランスとして整っており、乾燥によってそのバランスが崩れていきます。
冬に乾燥して、風邪やインフルエンザにかかりやすいのはそのためです。

では、どの様な人が口呼吸になっているでしょうか。

呼吸の大切さを伝えている、みらいクリニックの今井一彰先生の書籍から拝借しました。

・いつも口をあけている
・口を閉じると、顎に梅干し状のしわができる。
・食べる時、くちゃくちゃ音を立てる
・朝、起きた時に喉がヒリヒリする
・唇がよく乾く
・いびきや歯ぎしりがある
・口臭が強い
・たばこを吸っている
・激しいスポーツをしている

このうち、1つでも当てはまったら口呼吸になるようです。

口呼吸についてもっと詳しく知りたい方は、今井一彰先生の「呼吸にまつわるふか~い話」がお薦めです。
http://ur0.work/FKld

私が今井先生から教わった、「口呼吸から鼻呼吸に変える方法」と「上咽頭の炎症を抑える方法」をお伝えします。
 

「口呼吸から鼻呼吸に変える方法」

1.口にテープを貼る

紙のテープを上下の唇に合わせるようにして、縦に1枚貼ります。
専用のテープも色々な種類が販売されています。

改善のヒント

参考商材:マウスリープ 35枚入り
「鼻呼吸 テープ」で検索すると色々な商品があります。
 
 

2.あいうべ体操

今井先生が考案した「舌の位置」を正して口呼吸から鼻呼吸に変える方法です。
大きく口を開いて、「あ」「い」「う」「べ」と口を動かしましょう。

「あ」:口を大きく開く
「い」:口を横に開く
「う」:唇を前に突き出す
「べ」:舌を下に突き出す

10回を1セットとして、1日3回を目指してやってみましょう。
 
 

「上咽頭の炎症を抑える方法」

1.鼻うがい

上咽頭に起きている炎症を抑える方法として、鼻うがいをおすすめします。
鼻全体の汚れを洗い流しましょう。

鼻うがいには、便利なキットがありますのでご紹介します。

改善のヒント

参考商品:サイナスリンス

上記以外にも鼻うがいのキットは販売されていますので、「鼻洗浄、鼻うがい」などでお調べください。
 
 

3.食事の摂り方 アトピーさんの3つのタイプ

アトピーに良いと言われる食事、悪いと言われる食事がありますが、これは全員には当てはまりません。
それは当然のことで、アトピーだからと言って体の状態はみんな同じではないからです。
そのため、食事の事を述べるのが一番難しいのですが、大きく3つのパターンがありますのでご紹介します。
 

3-(ア).栄養不足タイプ(貧血になりやすい)

マクロビオティックなどで、野菜、果物、穀物、豆類が多く、お肉やお魚が少ない食事。
低たんぱく、低ビタミン、低ミネラルによって、貧血を招きやすく、重度になると生理が止まります。
肌のハリやツヤが無くなり、意欲や性欲も低下、細かい事が気になりギスギスしやすくなる傾向があります。

その様な方は、栄養不足が隠れていると思われますので、「糖質制限」よりのたんぱく質・脂質を足す食事をお勧めします。ただし長い間、お肉などの動物性を食べていない方は、急に食べると消化不良で下痢や便秘などの症状を起こしやすくなってしまいます。
消化を助ける梅干や大根おろし、レモン水などを補いながら少しずつ動物性を増やしていきましょう。
 

3-(イ).デトックスタイプ

高たんぱく、高脂質で糖質制限よりの食事をされている方で、アトピーが悪化しているパターンの方です。
動物性食品のデメリットには、ホルモン剤や保存料、発色剤などの毒性が増えやすいほか、体が酸性体質に傾きやすい、食物繊維不足から便秘になりやすいなどが挙げられます。

この場合は、野菜や穀物(玄米・雑穀)、発酵食品を足した食事に変えるとよいでしょう。
ポイントとしては、便通の様子を観察することです。最低でも1日1回は排便があること、理想は1日2回です。その理由は、食べ物は約12時間で腐敗が進むためです。腐敗が進むとアンモニアなどのガスが増えて、様々なアンバランスを招く要因になります。その様な便は臭いも強くなります。
 

3-(ウ).糖質過剰タイプ

ご飯、パン、パスタ、ピザ、ラーメン、うどん、そばなど炭水化物が多い食事です。糖質過剰でビタミンやミネラルが不足する現代人でもっとも多いカロリーオーバーの栄養不足状態です。コンビニやスーパーのお惣菜、丼ものが多くないでしょうか。このタイプは、低血糖症も招きやすいのが特徴です。お菓子やコーヒーが常食になっており、目覚めが悪く、昼食後に眠くなる。ホルモンバランス、自律神経のアンバランスを招きやすくなり、アトピー改善とは遠ざかってしまいます。
この場合は、炭水化物の量を減らして、野菜・お魚・お肉・海草を増やした食事にしましょう。
 

さらに、どのタイプの方でも避けた方がよい食事をお伝えします。

・トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング・ファットスプレッド)
・過剰なオメガ6系の油(ひまわり油、紅花油、コーン油、ゴマ油、サラダ油、大豆油、綿実油、くるみ油、グレープシードオイル)
・過剰な糖質(ごはん・パン・パスタ・うどん・ラーメン・ピザ、お菓子、ジュース、おせんべい、和菓子、洋菓子)
・グルテン過剰(小麦粉)、カゼイン過剰(乳製品)

食事については、様々な意見や見解があります。
「絶対」という食事法は存在しませんし、遺伝子の関係もあるので個人差が大きく影響します。
ただ、もしも今のあなたが不調状態にあるならば、いつもの食事を見直すことがアトピー改善のヒントになるでしょう。
 
 

4.アトピー改善を後押し!サプリメント4つ

アトピー改善を目指すうえで、私はサプリメントが必要になると考えています。
その理由は、現代の食事にそもそも栄養が無いことが大きな理由ですが、もう一つは食事だけですと継続性と量を十分に補えないからです。

サプリメントは実に様々な種類があり、人によって何を摂った方がよいかは若干変わってきますが、私が最終的に選択したものをお伝えします。

1.糖鎖:細胞の活性化とコミュニケーション
2.乳酸菌:腸内環境の改善
3.水素:抗酸化、細胞の活性化
4.カルシウム&マグネシウム、微量ミネラル:ステロイド性骨粗鬆症

私は自分が良いと思ったものは商品として製造しますので、全て揃えています。
しかし、このページは商品紹介ではなく、体の仕組みから考えて「私には何が足りないのか?」を自問して頂ければと思います。
 

4-(ア).細胞から元気になる「糖鎖」

糖鎖(とうさ)は、私が最も大切と考える要素です。
その理由は、体の土台になる材料であり、根本的な問題に関わるからです。
今まで様々なサプリメントを試してみましたが、結局のところ体の土台がしっかりしていないと意味がないと思わせてくれました。
その土台となる「糖鎖」とは、どのような働きがあるのかをお伝えします。

糖鎖とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、糖が鎖状に繋がった化合物で、働きは細胞同士の情報交換(コミュニケーション)を行うものです。

この様に言われても、まだピンとこないかもしれません。
細胞同士がコミュニケーションをするというのは、「私が何者で、あなたは何者なのか」を知るということです。

改善のヒントイラストで説明します。

細胞は、侵入してきた細菌やウィルスを糖鎖で知るということです。
細菌やウィルスにも糖鎖は付いています。

例えば、風邪のウィルスが侵入してきた時に、免疫細胞は糖鎖によって、これは風邪ウィルスだと認識します。
しかし、糖鎖が十分に働けないと見逃してしまうことになり、ウィルスは増殖していってしまいます。

糖鎖は8つの糖で構成されています。
グルコース・ガラクトース・マンノース・フコース・キシロース・N-アセチルグルコサミン・N-アセチルガラクトサミン・N-アセチルノイラミン酸

これらが無数の組合せで連なって機能しています。
1つの細胞に数万単位で糖鎖はありますので、科学的にも全容は明らかになっていません。
それでも、分っていることとして、血液型の違いは糖鎖の違いであったのです。

 

改善のヒント

アトピーなどの免疫バランスが崩れた方は、細胞の糖鎖構造に変異があることが報告されています。

参照:アトピー性皮膚炎の病因病態の解明及び新治療法の開発に関する研究
https://research-er.jp/projects/view/151466
 
 

私が糖鎖をアトピー改善に使おうと思った理由は、私自身が原因不明の腹痛から改善したということです。
慢性的な下痢状態が続き、一時は立って歩くこともできなくなり、車椅子を使っていた時期もありました。
9つの病院に行って検査をしましたが、どこも原因は分からず。

そんな折に、仕事の関係で北海道のある男性を紹介して頂き、その方から糖鎖のお話を聞きました。
私は自分に試してみたくなり、その変化はすぐに分かりました。
3年間も苦しんだ慢性的な腹痛が、3週間ぐらいで改善してしまったのです。
それ以外にも温熱療法やプロバイオティックスはずっと補っていましたので、総合的な結果だとは思いますが、糖鎖の重要性を感じた出来事でした。

アトピーの方にも実際に糖鎖を試して頂きました。

改善のヒント

40代女性・アトピー
この女性は、アトピー改善のために、様々な取組みを行ってきましたが、ずっと足がグチュグチュしていて、なかなか良くなりませんでした。
そんな彼女も糖鎖を使うようになってから、約1ヶ月ぐらいで右の写真(after)になりました。

細胞が、細胞としての仕事ができるようになるために、私はアトピー改善に必要なサプリメントの一つとして掲げています。
 
 

4-(イ).腸内環境の改善

すでにページ上部の「アトピーの人は腸内環境を整えよう!」で、アトピー改善において、腸内環境が大事であるというのはお伝えしました。

腸内環境の改善として、世の中にはたくさんの乳酸菌やプロバイオティクス*がありますが、私はどのようにして選択しているかをお伝えします。
*プロバイオティクスとは体に良い影響を与える微生物(善玉菌)

腸内細菌バランスは、一人一人異なりますので、みんなによい乳酸菌(プロバイオティクス)は存在しないと思います。
そのため自分にあった乳酸菌(プロバイオティクス)を探していくことになります。

自分に合っているかどうかというのは、便の状態から観察していきます。
まずは、ちゃんと便が出るようになることです。(理想は1日2回)

そして、私がおすすめしたい乳酸菌(プロバイオティクス)は、出来る限り自然に作られているものです。
菌は発酵によって増殖し、年数をかけてより強くなっていきます。
そのため化学合成されたものや、日数をかけない即席の菌は、私は選択しません。

腸は体の中で極めて大事な部分ですので、乳酸菌(プロバイオティクス)の選択は大事になってきます。

商品を選ぶ際は、材料の欄を見ましょう。
乳製品由来ではなく、合成甘味料、保存料、香料なども入っていないものがよいでしょう。

そして乳酸菌(プロバイオティクス)のサプリメントだけでなく、発酵食品(納豆・ぬか漬け・味噌)や食物繊維の食事も腸内環境には大切です。

改善のヒント

*この写真は、60種類の野菜や果物を3年間発酵させているものです。
 
 

4-(ウ).水素で抗酸化

水素は「まずやること、その1 アトピーの炎症を抑えることがスタート」でもお伝えしましたが、今最も注目されている物質の一つです。

病気の根本原因である活性酸素を消去する働きがあることから、新しい時代の健康法として広がってくると思います。

水素を補う方法として、ページ上部では「水素のお風呂」でお伝えしましたが、水素は他にも摂取する方法があります。

水素を補うもの
・水素水
・水素サプリメント
・水素吸入(鼻から吸収)
・水素風呂

水素水に関しては、マスコミなどでその効果性の有無から取り上げられた時期もありました。
私も水素水に関しては、全く否定はしませんが、働きが弱いとは考えています。

今のところになりますが、水素は結局のところ「量が大事」であると思います。

あとは金額や、使い勝手です。
継続しやすい形かどうかは大事です。

全てを使用したことがある私が、勝手に5段階評価をしてみました。

  水素水 水素サプリメント 水素吸入 水素風呂
安さ ★★★ ★★★ ★★★★★
手軽さ ★★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
水素量 ★★★ ★★★★★ ★★★★★
継続性 ★★★★ ★★★★ ★★★

 

水素は量が大切だとお伝えしました。
水素量が多く、継続しやすいものをご自分で選択されるとよいと思います。
私は、水素風呂に毎日入って、水素サプリメントは疲れが強い時に飲み、たまに水素吸入もしています。

アトピーの方は水素で細胞から元気にしていきましょう。

水素に関しては、今後も色々な商品が出てくると思います。
そして、まだまだ議論されている物質ですので、今後も経過を追っていきたいと思います。

改善のヒント

水素風呂
 
 

4-(エ).ミネラル-ステロイド性骨粗鬆症

「ステロイド」
アトピーの方なら一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

ステロイドには様々な副作用が報告されていますが、その中でも最も重要な骨粗鬆症についてお伝えします。

日本骨代謝学会のステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドラインによると、“骨粗鬆症は副腎皮質ステロイド(合成糖質コルチコイド:GC)治療における最も重要な副作用の一つであり、長期ステロイド治療を受けている患者の30~50%に骨折が起こるとの報告がある。”
http://jsbmr.umin.jp/pdf/gioguideline.pdf

30%~50%という高い数字で骨折が起きるという怖い報告です。
骨折までしなくても骨が弱くなる人まで合わせたら果たして何%になるのでしょうか。

私は、2001年からこの問題に着目していました。
のべ300名以上のアトピーの方を整形外科にお連れしてレントゲン撮影をしてきました。

詳細に出したデータではないですが、90%近い人の骨が弱くなっている傾向が見られたのです。
骨が弱くなるというのは、骨折リスクがあがるだけでなく、多くの問題を内包します。

骨粗鬆症の合併症として、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、ロコモティブシンドローム(将来介護や寝たきりになるリスクが高い)などが挙げられています。

改善のヒント

また骨は骨格を支えているだけでなく、免疫にも関係していることが、報告されています。

骨代謝がバランスを崩すことで、関節リウマチの可能性を高めることが言われており、それは免疫系の異常が、過剰に破骨細胞を分化させることが明らかになった為です。この発表は、東京大学医学系研究科の高柳氏による発表のもので、その論文は科学誌「Nature」にも掲載れたようです。

骨が内分泌組織として機能していて、骨が作り出す因子によって他の臓器の働きが影響を受けているということです。

少し専門的な表現になってしまいましたが、骨は骨格だけでなく、健康を支えるうえで大事な要素がたくさんあるという事です。

そのような理由から、アトピーの方は骨を強くしていくことをお薦めします。
そのために必要なものが、カルシウムを含むミネラルのサプリメントです。

特集:骨と免疫の夜明け
http://ur2.link/FGt2

以上、サプリメントを4点お伝えしました。

具体的な商品が気になった方は、こちらからご覧ください。
飲む糖鎖:http://renoa.net/product/detail/94
飲む乳酸菌:http://renoa.net/product/detail/8
飲む水素ATP:http://renoa.net/product/detail/11
アラゴナイトカルシウム:http://renoa.net/product/detail/46
 
 

5.アトピーの人は体温を上げて免疫力を強化しよう!
体温を上げる3つの方法

あなたは自分の体温をご存知ですか?

平熱が36℃以下の方は「低体温」です。
健康的な人の平熱は36.5℃~37.1℃と言われています。
私もたくさんのアトピーの方々の体温を聞いてきましたが、36.5℃以上ある方は珍しく、低い人では35℃前半というから驚きです。

これでは体の機能として不活性になるのも当然です。

体温が1℃下がると、免疫力は30%低くなるというのは、聞いたことがあると思います。
反対に体温が1℃上がると、免疫力は5倍~6倍高くなるそうです。

アトピーは免疫系に関係するものですので低体温にならないようにして、体温を上げていきましょう。

体温を上げる方法を3つお伝えします。
 

5-(ア).夜は38~40℃のお風呂に15分程度入る

お風呂は誰でも簡単にできる方法です。
毎日1回は入浴することで、体温を上昇させることができます。

入浴に関する調査では、湯温と自律神経の関係から38℃~40℃の場合、副交感神経が優位になりリラックスしやすく、41℃~42℃の場合は交感神経が優位になって体が活性化します。

そのため、おやすみ前の入浴は、38℃~40℃のお湯に15分程度入りましょう。
朝に入浴する人は、41℃~42℃のお湯に10分程度入りましょう。

私は水素のお風呂に入っていますが、全身の血流がよくなるため、湯上り後もずっと温かい状態が続きます。
体温が上がりやすく、細胞から元気にしてくれる水素風呂は個人的におすすめです。

また、アトピーの方はバスソルトを入れるのもお薦めです。
注意点としては、バスソルトを選ぶ際は香り付けや着色されていない天然のお塩を選びましょう。

アトピーの傷のある所は、少々沁みますが、皮膚を丈夫にしてくれる天然のチカラがあります。
 

5-(イ).筋肉を付ける

体温を上げる方法として、筋肉を付けるということです。
筋肉が付くと体の基礎代謝が上がります。基礎代謝とは、何もしないでも体が消費するエネルギーのことです。

筋肉を付けて基礎代謝が上がると、体温が上がるという流れになります。
男性と女性を比べると分りますが、同じ体重の場合、男性は筋肉があるので基礎代謝も体温も高くなります。

最近では「筋肉女子」などと言われ、女性の筋肉美がSNSでも目立ちますが、そこまでならなくても定期的な運動を心掛けるようにしましょう。

私は週に1回のヨガと、毎朝30分の愛犬とのお散歩をして筋力が落ちないようにしています。
みなさんも歩くことから始めてみてはいかがでしょうか。
 

5-(ウ).温熱療法を利用する

温熱療法を使って体温を上げる方法をお伝えします。
温熱療法は様々なものがありますが、有名なものとしては、三井温熱やハイパーサーミアなどがあります。
または温熱施設として、よもぎ蒸し、びわの葉温灸、岩盤浴、陶板浴、サウナなどがあります。

また、私が2014年に知人の紹介で知った温熱療法もあります。
海水で蒸した熱いタオルを体全体に当てていく方法です。

世間にはあまり知られていない温熱ですが、私は初めて受けた時に衝撃を受けました。
体の芯から温まるというのをまさに実感した体験です。
そこから息子にこの温熱療法の技術を覚えてもらい、現在は温熱師としてアトピーさんに温熱療法を行っています。

ご自分の生活スタイルや予算も考慮しながら、低体温の方は温熱療法を取り入れていくとよいでしょう。

改善のヒント
 
 

6.細胞から元気にするファスティング

長くなりましたが、最後にお伝えしたいのはファスティングです。

ファスティング(fasting)とは、「断食・絶食」を意味しますが、ここでいうファスティングとは、体に必要な栄養素と最低限のカロリーを摂取(発酵ドリンク)しながら行う自然治癒力を呼覚ます健康法です。
水だけの断食とは異なり、危険性・空腹感が少なく日常生活を続けながら行えます。

ファスティングは健康になるための手段です。
ファスティング(断食)を行うこと自体が目的ではありません。
自然治癒力を呼覚ますための健康法で、私はアトピー性皮膚炎の状態を良好に導くための方法の1つとして採用しています。アトピー改善を目指すべく、日頃の食習慣から来る体の不調和を、一定期間食べ物を制限することで体をリセットさせます。

ファスティングによって得られる大きな変化5つ

1.腸内環境の改善
2.薬・化学物質などのデトックス
3.ホルモンバランスが整う
4.中性脂肪が減少(ダイエット)する
5.食習慣の見直しが行われる

多くの方にファスティング指導をしてきましたが、本当に多くのアトピーさんが“お肌に変化”を感じていました。

ファスティングは様々な所で、多くの人が指導をされています。
行う際には注意点などもありますので、インストラクターの指導のもと行うことをお薦めします。

彼女達もファスティングを取り入れてキレイになりました。

改善のヒント
 
 

以上で「31年間アトピーだけを追求。改善に必要な5つのこと」をお伝えしました。

アトピーが改善「する人・しない人」の違いは、実践「する」か「しない」かです。
厳しい言い方になってしまいますが、自分が行動しなくては、自分のアトピーは改善していきません。

私は、アトピーが改善した人をたくさん見てきました。
彼女達は、自分の人生を取戻し、恋愛、結婚、出産、仕事を大いに楽しんでいます。

1度きりの人生です。
アトピーを卒業して、自分らしい人生を楽しんでいきましょう。

長文になりましたが、拝読頂きありがとうございます。
 
 

笛木 紀子(ふえき のりこ):株式会社レノアコーポレーション 代表、アトピーくらぶ・れのあ 所長アトピーくらぶ れのあ 代表 笛木紀子(ふえきのりこ)

<出版物>
●アトピーっ子の安心ごはん
●自分の力でアトピーが消えた!
●アトピーを脱いで本当の自分に出逢う

株式会社レノアコーポレーション
東京都町田市高ヶ坂1-1-22
電話:042-726-1107

 
参考文献・論文
・呼吸にまつわるふか~い話
・口腔と全身のミッシリングを探して
・ポケットアトラス栄養学
・体温を上げると健康になる
・特集:骨と免疫の夜明け
・日本骨代謝学会のステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン
・アトピー性皮膚炎の病因病態の解明及び新治療法の開発に関する研究
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3189506/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3747333/

 

スキンケアについての記事はこちらから → 「【スキンケア方法】アトピーの状態によって使い分けよう